過敏性腸症候群
- 「通勤中の電車内でいつもお腹が痛くなり途中下車してしまう」
- 「学校での授業中や仕事での会議中にお腹は張ってガスが出る」
- 「ラーメンや牛丼、油っこい食事を食べると必ず下痢をする」
- 「便秘と下痢を繰り返してしまうので薬が手放せない」
- 「市販の整腸薬を飲んでも、便秘が何日も続いてスッキリしない」
そんな症状にお悩みのあなたは「過敏性腸症候群」かもしれません。
過敏性腸症候群とは、腹痛・下痢・便秘・ガスなどの消化器症状が続くが、小腸・大腸の検査をしても臓器に異常が無く、消化機能だけの異常がみられる病気です。
過敏性腸症候群には、
- ①下痢タイプ
- ②便秘タイプ
- ③交替タイプ(下痢と便秘が交互に起こる)
の3種類があります。
その他には、ガスが溜まっておならが止まらなくなるタイプもあります。
病院で検査や診断を受けていなくても、このような症状が当てはまり日常生活や仕事に支障が出ている方は、過敏性腸症候群の可能性が高いです。
学生や社会人でも誰でもそうですが、面接や会議、契約などの場面では緊張のあまり腹痛が起こる事はありますが、大抵は一時的なものです。
ですが、過敏性腸症候群の方の場合、普通の人が感じるような低いストレスの場面でも腸が敏感に反応し、その結果、下痢・便秘・ガスなどの症状に慢性的に悩ませれる状態が続くのです。
小腸は全長7メートルの長い筒状の消化器官で、十二指腸で消化・分解された食べ物を、小腸の粘膜層から分泌される消化酵素によってさらに分解して腸粘膜から吸収します。
小腸で、必要な栄養分や水分が吸収された残りは大腸へと運ばれます。
大腸は1.6メートルほどの消化器官で、腹部右下の盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸・肛門と続いています。
小腸から送られてきた、まだ水分の多い残りカスを大腸で再吸収していきます。
大腸粘膜からは粘液が分泌される事で糞便を形成していきます。
大腸で形成された糞便は直腸に送られてくるのですが、直腸に糞便が蓄積してくると直腸の内圧が高まり、直腸内壁の知覚神経が刺激され大脳に情報を伝えます。(便意として感じる瞬間)
肛門を閉じている内肛門括約筋は、自律神経でコントロールされていて脳からの命令により収縮や弛緩を行っていますが、外肛門括約筋は、自分の意志で動かす事が出来るので、下痢やガスを我慢する事が出来ます。
下痢タイプの過敏性腸症候群
下痢タイプの方は、大腸の糞便を送り出す「ぜんどう運動」が活発になっている為、余分な水分の吸収が間に合わず、糞便が液体状のまま排出されている状態です。
便秘タイプの過敏性腸症候群
脳がストレスを受けている事が原因で、自律神経が乱れ大腸の「ぜんどう運動」が機能低下している状態です。
大腸内で糞便の移動がスムーズにいかないので水分が余計に吸収されていき便が硬くなり便秘となっています。
過敏性腸症候群の原因
症状の異なる下痢タイプも便秘タイプも、腸の知覚過敏や機能異常という点では原因は同じなのです。
大きな原因の1つが、精神的なストレスや緊張が関係していますが、過敏性腸症候群の方は、腸だけでなく、脳も過敏性な状態になっているのです。大脳辺縁系と呼ばれる脳の一部分は、動物的な脳の機能で、食欲・睡眠欲・性欲などの本能的な活動と、不安・抑圧・怒りなどの感情を支配しています。
そして、大脳辺縁系は視床下部に影響を与えます。
視床下部は自律神経のコントロールセンターをしており、腸の「ぜんどう運動」や消化吸収などの機能も自動的に行っています。
自律神経が正常な人は、仕事中・通勤途中・会議中・ランニングなどの運動中は交感神経が働いている為、内臓機能は低下して便意は起こりにくい様になっています。
ですが、過敏性腸症候群の方は何らかのストレスにより視床下部に狂いが生じているため、自律神経のバランスが乱れる事で、仕事中や通勤途中などに腹痛や下痢などの症状が出てしまうのです。
脳と腸がお互いに影響し合う関係性を「脳腸相関」と言いますが、過敏性腸症候群の方は、精神的ストレスが腹痛をおこし、その腹痛が更なる精神的ストレスを生み出す悪循環となっているのです。
過敏性腸症候群の整体施術
脳腸相関の悪循環を断ち切り、脳と腸の緊張ストレスを解放させるのが整体施術の目的です。
内臓整体
胃・小腸・大腸などの臓器は、平滑筋という筋肉で出来ていますが、過敏性腸症候群の方のお腹は、全体の緊張もしくは一部に緊張があります。
この腹部の緊張を整体げん独自の手法で、じんわりほぐしていく事で、大腸の知覚過敏もスッキリ解消されていきます。
脳腸相関は悪い循環から良い循環に切り替わり、腸がリラックスして脳・自律神経の安定にも作用します。
頭蓋骨矯正
学生なら学校生活でのストレスや受験勉強でのプレッシャー
社会人なら通勤電車や仕事場での人間関係や責任感
主婦なら家族・嫁姑問題・仕事との両立・家庭の問題
などなど、だれでもストレスの状況下に置かれています。
健康な人の頭蓋骨は可動性があり全体的な歪みもあまりありませんが、過敏性腸症候群の方の頭蓋骨は、可動性が少なく硬く全体的に捻じれが発生しています。
頭蓋骨の歪みは、大脳辺縁系・視床下部のストレスを生み出し、自律神経を狂わせて過敏性腸症候群の症状を引き起こしています。
整体げんオリジナルの頭蓋骨矯正により、視床下部の緊張を解放することで、自律神経が安定し、下痢・便秘・腹痛・ガスなどの症状が解消されていくのです。
- 市販の整腸剤に頼っている方
- 3か月経過しても自然治癒しない方
- 仕事や生活に支障が出ている方
その様な方は、是非、整体げんオリジナルの頭蓋内臓整体を受けて下さい。
過敏性腸症候群は回復出来る病気なのです。