回転性めまい
自律神経の乱れ

回転性めまいは自律神経の整体で対応可能
回転性のめまいの原因は、主に三半規管という所にあります。
三半規管は耳の中にあり、リンパ液で満たされています。
三半規管の役割としては、頭が回転するときの方向と速さを感知する役割があり、身体が動くとリンパ液も一緒に動き身体がどの方向にうごいたかを三半規管の神経が感知します。
しかし何らかの原因でリンパ液が多くなると身体が動いていないのにリンパ液の圧力で三半規管が動いてしまい、「身体が動いている」と間違った判断をしてしまいます。
これが、回転性のめまいの原因です。
めまいと合わせて「耳鳴り」が起こるのはなぜか?
三半規管の隣には、音を感知する蝸牛があります。
三半規管の異常が蝸牛に悪影響する場合があるため、めまいと同時に「耳鳴り」が起こるのです。
回転性めまい 原因その①メニエール病
メニエール病は「内リンパ水腫」とも呼ばれており、三半規管の中にあるリンパ液が増える事で回転性めまいの原因になっています。
リンパ液が増える原因として、どちらかが考えられます。
①リンパ液の過剰生産
リンパ液の過剰生産の原因は、自律神経の乱れ・ホルモンバランス・内耳への血行障害などが考えられます。
②リンパ液の吸収が阻害されている
リンパ液の吸収が阻害されている原因は、血行障害・リンパ液の循環障害などが考えられます。
メニエール病の原因は、過労やストレス、内臓疲労などが原因で自律神経失調症となり、ホルモンバランスの崩れ・血行不良・抵抗力の低下などがおこり発症していると考えています。
回転性めまい 原因その②内耳炎・前庭神経炎
前庭神経は、三半規管から脳に、身体の位置・平衡感覚を伝えている神経です。
前庭神経に炎症があると回転性のめまい・吐き気・嘔吐などの症状がでてきます。
(蝸牛神経が正常の場合は難聴や耳鳴りなどは伴いません)
3つの症状ともに炎症があるという事です。
メニエール病は、水が溜まる病気ですが水が溜まるという事は、そこに炎症があるから水がたまるので炎症の1種といえます。
自律神経が乱れると炎症が起きやすくなるという現象が起きますから、自律神経の乱れを整える事が最優先になります。
西洋医学ではメニエール・内耳炎・前庭神経炎の原因は免疫力の低下と言われる事が多いです。
そして自律神経が乱れると免疫力が低下していきます。
当院では、頭蓋骨・顎関節、内臓など整体のアプローチから自律神経の乱れを整える事で、メニエール・内耳炎・前庭神経炎の炎症症状に対応しています。
回転性めまい 原因その③良性発作性頭位めまい
良性発作性頭位めまいとは、三半規管のリンパ液の中に耳石というカルシウムが剥がれ落ちた為に起こる病気です。
頭の向きを変えるとリンパ液に流れが発生しますが、耳石は重みがあるので同時には移動しません。
ですが、時間差で耳石も移動しますから重力に沿って下に移動します。
すると、身体の動きと耳石の動きの時間差により、身体が動いたと勘違いしてしまい、めまいが発生してしまうのです。
(耳石が混入が原因のめまいは、耳鳴りは伴いません)
回転性めまい 原因その④悪性発作性頭位めまい
悪性とは命に係わるような重大な症状の事を言います。
めまいの原因は、小脳が萎縮する病気や、脳腫瘍・脳梗塞です。
良性・悪性とも頭を動かした時にめまいが発生します。
良性・悪性・発作性頭位めまいの対処法
めまいがした時、頭を動かさずに30秒間安静にします。
病院にて耳石を戻す体操の指導を受けて下さい。
②30秒以上めまいが収まらない場合→悪性めまい
脳神経外科を診察する事をおススメします。
- メニエール病は、自律神経を整える整体で対応可能です。
- 内耳炎・前庭神経炎は、自律神経を整える整体で対応可能です。
- 良性発作性頭位めまいは、病院を受診後、整体で対応可能です。
- 悪性発作性頭位めまいは、病院で治療してください。