回転性めまい・メニエール病
自律神経の乱れ
こんな方は、めまい・メニエールに要注意
- スマホ依存でいつも通勤・通学時に下向いて見ている人
- デスクワークで長時間、パソコン画面を見続けている人
- 調理師・介護士・看護師・運転手など肩首の緊張が強い人
- 中肉中背・やせ体型など筋力バランスが悪い人
心当たりがある方は、整体げんの自律神経整体で問題解決です。
メニエール病の原因と対処法
なぜ、めまい症状が発生したのか解説します。
回転性めまいの原因は、主に耳の奥の三半規管(さんはんきかん)の異常が原因と考えられています。
三半規管は耳の中にあり、リンパ液で満たされています。
三半規管の役割としては、頭が回転するときの方向と速さを感知する役割があり、身体が動くとリンパ液も一緒に動き身体がどの方向にうごいたかを三半規管の神経が感知します。
しかし何らかの原因でリンパ液が多くなると身体が動いていないのにリンパ液の圧力で三半規管が動いてしまい、「身体が動いている」と間違った判断をしてしまいます。
これが、回転性のめまいの原因です。
めまいと合わせて「耳鳴り」が起こるのはなぜか?
三半規管の隣には、音を感知する蝸牛があります。
三半規管の異常が蝸牛に悪影響する場合があるため、めまいと同時に「耳鳴り」が起こるのです。
回転性めまい 原因その①メニエール病
メニエール病は「内リンパ水腫」とも呼ばれており、三半規管の中にあるリンパ液が増える事で回転性めまいの原因になっています。
リンパ液が増える原因として、西洋医学と整体の考えをお伝えします。
西洋医学の考え①リンパ液の過剰生産
リンパ液の過剰生産の原因は、自律神経の乱れ・ホルモンバランス・内耳への血行障害などが考えられます。
西洋医学の考え②リンパ液の吸収が阻害
リンパ液の吸収が阻害されている原因は、血行障害・リンパ液の循環障害などが考えられます。
過労やストレス、内臓疲労などが原因で自律神経失調症となり、ホルモンバランスの崩れ・血行不良・抵抗力の低下などがおこり発症していると考えています。
「整体げん」めまい発生原因と対処法
スーパーの豆腐はパックで売られていますが、柔らかい豆腐が崩れない様に外はプラスチック容器・中身は水の豆腐が浮かんでいる状態となっています。
人間の脳も豆腐パックの様な構造をしています。
外側は硬い頭蓋骨・内部は脳脊髄液(のうせきずいえき)に脳が浮かんでいる状態となっています。
実は脳脊髄液は耳の奥とつながっていて内耳は脳脊髄液で満たされているのです。
そして、何らかの原因で脳脊髄液の圧力が高まると行き場がなくなった水分は、過剰に内耳に流れ込んできて内耳の感覚を刺激して、めまいが発生すると考えています。
脳脊髄液の圧力が高まる原因
上記のイラストの水色部分が脳脊髄液です。
身体がリラックスして姿勢が正常範囲であれば、脳脊髄液も正常に循環しています。
頭が前に出ている姿勢不良・中肉中背の肥満体形・心身ストレスなどで、頭蓋骨や頚椎が緊張し脳脊髄液の流れが悪くなり、脳圧が上がり、内耳にまで悪影響しめまい・メニエール病となっているのが原因です。
特に頭部が前方に突出するような姿勢・職業の人はめまい症状が悪化する傾向があるので、注意が必要です。(スマホ依存・デスクワーク・運転手など)
ですから、姿勢不良や慢性緊張を骨格矯正で整えていけば、脳脊髄液の通り道がスムーズになり脳圧も下がり、内耳の圧力も下がり症状は快方へ向かいます。
回転性めまい 原因その②内耳炎・前庭神経炎
前庭神経は、三半規管から脳に、身体の位置・平衡感覚を伝えている神経です。
前庭神経に炎症があると回転性のめまい・吐き気・嘔吐などの症状がでてきます。
(蝸牛神経が正常の場合は難聴や耳鳴りなどは伴いません)
- メニエール病
- 内耳炎
- 前庭神経炎は症状が共通しています。
3つの症状ともに炎症があるという事です。https://gen-seitai.com/voice/koutoubutumari/
メニエール病は、水が溜まる病気ですが水が溜まるという事は、そこに炎症があるから水がたまるので炎症の1種といえます。
自律神経が乱れると炎症が起きやすくなるという現象が起きますから、自律神経の乱れを整える事が最優先になります。
西洋医学ではメニエール・内耳炎・前庭神経炎の原因は免疫力の低下と言われる事が多いです。
そして自律神経が乱れると免疫力が低下していきます。
整体げんでは、頭蓋骨・顎関節、内臓など整体のアプローチから自律神経の乱れを整える事で、メニエール・内耳炎・前庭神経炎の炎症症状に対応しています。
回転性めまい 原因その③良性発作性頭位めまい
良性発作性頭位めまいとは、三半規管のリンパ液の中に耳石というカルシウムが剥がれ落ちた為に起こる病気です。
頭の向きを変えるとリンパ液に流れが発生しますが、耳石は重みがあるので同時には移動しません。ですが時間差で耳石も移動しますから重力に沿って下に移動します。
すると、身体の動きと耳石の動きの時間差により、身体が動いたと勘違いしてしまい、めまいが発生してしまうのです。
(耳石が混入が原因のめまいは、耳鳴りは伴いません)
回転性めまい 原因その④悪性発作性頭位めまい
悪性とは命に係わるような重大な症状の事を言います。
めまいの原因は、小脳が萎縮する病気や、脳腫瘍・脳梗塞です。
良性・悪性とも頭を動かした時にめまいが発生します。
良性・悪性・発作性頭位めまいの対処法
めまいがした時、頭を動かさずに30秒間安静にします。
病院にて耳石を戻す体操の指導を受けて下さい。②30秒以上めまいが収まらない場合→悪性めまい脳神経外科を診察する事をおススメします。
- めまい・メニエール病は、自律神経整体で対応可能です。
- 内耳炎・前庭神経炎は、自律神経整体で対応可能です。
- 良性発作性頭位めまいは、病院を受診後、整体で対応可能です。
- 悪性発作性頭位めまいは、病院で治療してください。