女性ホルモンは睡眠不足が大敵(中編)
女性の美容法
②女性ホルモンには睡眠不足が大敵
- しっかり寝ているつもりでも身体がスッキリしない
- 毎日寝るのが1時~2時が習慣になっている
- 休日は、12時まで寝ているのに疲れが取れない
- 夜中に何度も目が覚めてしまう
そんな症状に当てはまる女性は、自律神経の乱れから夜になってもリラックスモードの副交感神経にスイッチが切り替わらなくなって、しっかり睡眠がとれていない可能性が高いです。
自律神経の乱れによりホルモンバランスも乱れ、睡眠不足によりエストロゲンホルモンの分泌も低下して、髪の毛のツヤ・肌荒れの原因にもなっています。
そこで、睡眠に導く生活でのポイントをお伝えします。
①睡眠2時間前の夜食はNG
睡眠前に夜食を食べてしまうと、睡眠中も内臓が活動してしまうので睡眠の妨げになってしまいます。
睡眠前の缶ビール・缶チューハイなどの習慣も内臓の負担やトイレに何回も起きてしまうなど睡眠の妨げになるので辞めておきましょう。
②就寝前のスマホはNG
パソコンやスマホ画面のブルーライトという光は、光のエネルギーが強く脳が「昼になった」と勘違いして体内時計が狂ってしまいます。
すると睡眠を促進させるメラトニンというホルモン分泌が抑制されて睡眠障害が発生してしまいます。
できればPC作業は夕方までに済ませて、就寝前は読書や筆記整理などの強い光の影響のない作業に切り替える事がオススメです。
※ブルーライトを押さえるPCアイテムや光を抑えるピンホール眼鏡の併用もオススメです。
③脳をリラックスさせる3点マッサージ
日中に活動したままの興奮モードの交感神経が優位になっていると夜になっても自然な睡眠に入れません。
そこで自律神経のスイッチを切り替えるために顎の咬筋や側頭部の筋肉、こめかみ部分の3点マッサージをオススメします。(睡眠前のリラックスタイム)
顎の咬筋は3本の指腹で優しく両手で回すようにマッサージします。
側頭部は両手の手根で頭を挟んで上部に引き上げるようにストレッチします。
こめかみ部分は、両手の手根部分で頭を挟み込み前回り、後ろ回りに回転させて優しくマッサージしていきます。
「咬筋・側頭部・こめかみ」の3か所です。
顎の咬筋と側頭部の緊張をほぐす事で、脳がリラックスする作用があり自然な睡眠へと入っていけます。
こめかみ部分の奥には、自律神経・ホルモンバランスの中枢コントロールセンターがあるので、こみかみ部分の緊張を取る事で、神経の緊張がリラックスしていき自然な睡眠を導いていきます。
※マッサージのコツは、頑張りすぎてグイグイ押し込まない事です。
デリケートな部分なので、気持ち良いと感じる程度に優しく軽く丁寧に行ってください。
④肩甲骨タオルストレッチ
質の高い睡眠には深い呼吸で身体がリラックスしている事が重要なのですが、睡眠の浅い方は神経が興奮したまま呼吸も睡眠も浅くなっています。
日中の肩甲骨周辺の緊張が夜になっても解除されず、肋骨や肩甲骨の可動性減少により肺が膨らまない為に呼吸が浅く睡眠に支障が出てくるのです。
そこで肩甲骨タオルストレッチの勧めです。
タオルの両端を持ちましてバンザイして肩甲骨をストレッチします。
そのまま少し左右に身体を側屈させて肩甲骨側面をストレッチします。
お風呂上りに3分~5分ほど行えば良い運動になります。
肩甲骨周辺の緊張がある方は、毎日の仕事や生活の中で一度も腕を挙げる事も無く1日を過ごしている方が大半です。
肩甲骨を動かす事で肋骨の可動性が大きくなり、呼吸が深くなる事で結果として深い睡眠が取れるようになってきます。