自律神経を整える5つの心得
自律神経失調症
自律神経を整える京都の整体師 谷野です。
あなたは今、どんな生活をされていますか?
- 仕事が忙しく、残業・休日出勤で一息つけるヒマもない毎日
- ストレスから暴飲暴食になりがちコンビニで衝動買い
- 深夜1時・2時まで夜更かしの習慣が辞めれない
こんな生活を送っていると神経を興奮させる交感神経が優位になりすぎて、自律神経のバランスを崩してしまいます。
かと言って、
- 休日は昼12時まで寝ていてゴロゴロしている
- 移動は車やバイクで運動とは無縁の生活
- ごはんを食べない代わりにお菓子やスイーツ・ジュースの偏食
そんなダラダラした生活をしていると、「副交感神経の過剰反応」と言って、今度は神経をリラックスさせる副交感神経が優位になりすぎてしまい、だるさ・無気力・うつなどの症状につながってきます。
どちらかに偏りすぎな状態が良くないのです。
通常は、朝は交感神経が優位となり、夜は副交感神経が優位になる事で、就寝中に疲労が回復し健康な生活が送れるのです。
自律神経が正常に働くには3つの条件があります。
- ①血液が全身によどみなく流れている事
- ②内臓に冷えが無く正常に機能している事
- ③筋肉・関節に異常な緊張が無い事
これらの条件がすべて整ってこそ自律神経は正常に機能するのです。
そこで、自律神経のバランスを自分で整える簡単な方法をご紹介していきます。
職業や生活環境は人それぞれですから、100%出来なくても出来る事から実践していけば良いのです。
自律神経を整える5つの心得
心得①7~8時間睡眠を心掛ける
自律神経失調症の原因の1つに睡眠不足があります。
夜勤の場合は仕方ない場合もありますが、スマホなどで夜更かしや夜遊びなどで睡眠時間が削られてしまうと、本来は、睡眠中は副交感神経が優位になり脳や身体が休まり疲労が回復する睡眠サイクルが狂ってしまいます。
朝、起きてだるい・スッキリしない人は寝不足から、交感神経過剰により血管が収縮して血流が悪くなっているのです。
深夜2時・3時まで起きている方は習慣になっていますから、12時までに寝るのが「もったいない」気持ちになるかもしれませんが、2日に1回は12時には寝る事を実践すれば体調も少しずつ改善してきます。
心得②内臓を温める・冷やさない
交感神経は冷えに反応し、副交感神経は温熱に反応します。
ですから、クーラーの冷気や冷たい飲み物などを飲みますと、交感神経が反応し手足の末端の動脈血管が収縮します。
手足の血流を減少させて犠牲にする事で、内臓に血流と体温を集めて身体の機能を守ろうとするのです。
生命維持の為に全身の血流を犠牲にしている状態ですから、全身に栄養分や酸素が行き渡らず、老廃物の回収も回りませんので、体調不良・自律神経の乱れ・免疫力低下へとつながっていくのです。
心得③首すじを冷やさない
冬場の冷気や就寝中に首がゾクゾクして風邪を引いた経験はありませんか?
首は自律神経と関係していて、首を冷やす事で交感神経が優位になり自律神経のバランスを崩して風邪を引いたり体調を崩すのです。
お風呂に入る時は、しっかり首まで浸かって首を温めて、就寝時には薄いマフラーを首に巻いて寝ると、首が冷えずに副交感神経が優位になりリラックスして寝る事ができます。
心得④シャワーだけはNG・お風呂に浸かる事
シャワーだけですませる習慣だと身体が深部まで温まらず、内臓に冷えがある人には、老廃物としての汗も出ない為、1日の疲労が取れないのです。
首までしっかり湯舟に浸かる事で身体は温まり、水圧と浮力により重力から解放される事で脳がリラックスして脳疲労も取れるのです。
身体が温まる事で免疫力も上がり病気の予防にもなるのです。
ただし、長風呂だと副交感神経が優位になりすぎて、静脈がうっ血してのぼせるので、長風呂も注意が必要です。
心得⑤湯たんぽで腹部を温める
身体が芯から冷えていると、自律神経の乱れ・免疫力の低下・血行不良などの原因となっていますが、湯たんぽで外部から腹部・動脈を温める事で副交感神経が優位になり、自律神経の安定・免疫力up・血行改善へと改善します。
温熱療法と言って身体を温めて血流を改善する事で、病気を治す白血球のリンパ球が増加して病気が回復してきます。
血流が改善される事で、慢性疲労・身体の痛み・過敏性腸症候群・生理痛・うつ・不眠症・関節リウマチなどの改善に有効と言われています。
湯たんぽも温熱療法の1つです。
「石油ファンヒーターやエアコンでは駄目なんですか?」
「電気毛布も温かく寝れますよ」
と言われるかもしれません。
確かに、部屋全体を温めた方が身体全身も温まりますし、湯たんぽだと部分的な保温器具です。
ですが、エアコンでは本当に冷えている内臓の血流は改善されませんし、エアコンと湯たんぽでは、熱エネルギーの量が圧倒的に湯たんぽの方が高いのです。
湯たんぽだと、空気が乾燥して喉を傷める事もありませんし、身体を温めたあと、少しずつ冷めていくので、電気毛布のように朝まで高温で、起きた時には暑くて身体がグッタリしている事もありません。
お腹が十分温まれば湯たんぽを移動させて脇に挟めば腕の血管が温まり、手の冷え性も取れてきます。
自律神経もリラックスして身体が楽になります。
是非、一度お試し下さい。