自律神経を乱す食物
自律神経失調症
「京都の整体げん」谷野です。
今日のテーマは「自律神経を乱す有害な食べ物」です。
「身体を健康的に元気にする食べ物」も大切ですが、それ以上に
「身体に不健康な食べ物」
を摂取しないように気を付ける事はもっと大事です。
なぜかと言いますと、身体に良い食品も悪い食品も何も考えずに食生活をしていた場合は混合して摂取してしまうからです。
混合して摂取した場合は、健康被害は「プラスマイナスゼロ」になるかと言うとそんな事にはなりません。
「健康食のプラスのエネルギー」VS「有害食のマイナスのエネルギー」
では、圧倒的に「有害食のエネルギー」の方がエネルギーが強いからです。
極端な例を言いますと、0,1gの毒草と1kgの薬草を同時に服用したとき、強く作用するのは0,1gの毒草のマイナスエネルギーが身体に悪影響を与えてしまいます。
ですから健康食に気を付けると同時に、「自律神経を乱す有害な食べ物」を避ける事も重要な事なのです。
現在、なんらかの自律神経失調症でお悩みの方は、まずは3か月、特に気を付けて出来るだけ摂取しない様にして身体の変化を見てはいかがでしょうか?
自律神経を乱す3つの食品
①白砂糖(砂糖を使った食品・菓子・ジュース)
精製された白砂糖は、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素の欠如・バランスが悪く、脳・自律神経の正常な働きを低下させてしまいます。
白砂糖は、すばやい吸収でエネルギーとなり瞬間的に元気が回復するように感じるのですが、糖分の過剰摂取により上がりすぎた血糖値を、身体は「血糖値を下げよう」と働き、今度は急激に下がっていきます。
精神状態や心の病に悩む50%以上の人々が血糖値のコントロールに異常があり、血糖値と精神状態の関連性が確認されています。
血糖値の上り下がりが激しい状態(血糖代謝異常)となると、自律神経や精神の安定が不安定となり、自律神経系の症状の引き金になっています。
血糖代謝異常の症状(心当たりがある方は要注意)
朝が弱い起きれない、いつもだるい、気分が落ちる、イライラする
怒りっぽい、気持ちが安定しない、めまい、理由のない不安感
②トランス脂肪酸(食用油成分の1種)
日本では初めて聞くの方もおられるかと思いますが、米国では有害性の高さから全面使用禁止になっている加工油です。
トランス脂肪酸の有害な作用としていくつかあります。
- 血液を汚しアトピー・アレルギーの原因となる
- 悪玉コレステロールが増えて動脈硬化・心臓病の原因・血流障害となる
- 脳神経にダメージを与えて、自律神経の乱れ・うつ・精神不安の原因となる
トランス脂肪酸が含まれる食べ物
マーガリン・サラダ油などの食用植物油・市販のマヨネーズ・コンビニ弁当・飲食店の揚げ物・スナック菓子全般・ファーストフード全般・インスタントラーメン・洋菓子
などなど、現代人が手軽で美味しく、ついつい食べ過ぎてしまう大好物な食べ物ばかりですが自律神経の乱れには悪影響を与えますので注意が必要です。
私個人の感覚ですが、外食で揚げ物定食を食べた後、気分がソワソワ不安定になる事がありますが、それもトランス脂肪酸の影響かもしれません。
人間の味覚が「美味しい」と感じる油物嗜好品は食べ過ぎ注意です。
③カフェイン
カフェインの含まれる食品として、お茶・紅茶・コーヒー・ココア・コーラ・チョコレート・栄養ドリンクなどがあります。
カフェインには、脳を興奮させる作用があり、摂取すると気分が向上したり、頭がスッキリした気分になれます。
ですが、毎日の摂取でカフェインの耐性が出来てくると、しだいに摂取量が増えていきます。
実際は、元気を引き出しているのではなく、元気を無理やり前借りしている様なものですから、その反動で脳は疲労してしまい、精神不安や自律神経の乱れの引き金になっているのです。
コーヒーや栄養ドリンクを飲む習慣はありませんか?
心当たりがある方は、少しずつ量を減らすか、完全に摂取の習慣を中止にて身体の変化を実感される事をオススメします。
参考文献
PHP出版 「脳にいい食、悪い食」 生田哲(著)
第三書館 「新・食物養生法」 鶴見隆史(著)