浮動性めまい
自律神経の乱れ

浮動性めまいは整体で回復します
身体がフワフワ浮いている様なめまい症状を浮動性めまい(動揺性めまい)と呼びます。
回転性めまいの原因部位は、三半規管でしたが浮動性めまいの原因部位は、脳の中の脳幹、小脳という所になります。
脳幹は自律神経のコントロール中枢で、呼吸や心拍などの生命維持の機能を自動的に調節している部分です。
小脳は、立ったり歩いたり運動機能のバランスを保っている働きをしているのと、スポーツや仕事の作業などの新しい動きを記憶して身体で覚える機能もあります。
浮動性めまいの原因としては。
- ①中枢性
- ②全身性
- ③薬剤性
- ④心因性
に分類されます。
浮動性めまいの原因①中枢性めまい
脳幹・小脳に腫瘍や血管の詰まりがある可能性があります。
脳循環障害(椎骨脳底動脈循環不全)により脳幹・小脳に十分な血液と酸素が届いていない可能性もあります。
頭痛や意識障害、手足のしびれを伴うめまいは、脳神経外科・耳鼻咽喉科・神経内科で診察をうける事をお勧めします。
浮動性めまいの原因②全身性めまい
脳の中心部には脳幹という部分があり、心拍・呼吸・血圧・平衡感覚などの自律神経のコントロールをしています。
脳神経外科で脳に異常が見られなかった場合、自律神経の乱れが予想されます。
自律神経失調症になると平衡感覚の調整機能が低下して、ふわふわしためまい症状が出てきます。
自律神経の乱れは一言で言うと過労やストレスで疲れが抜けなくなった状態ですから、内臓整体や頭蓋骨整体で緊張から解放し、身体の循環を改善していけば、ふわふわした自律神経性のめまいも治まってきます。
浮動性めまいの原因③薬剤性めまい
薬の服用で2次的に発生するめまいを薬剤性めまいと言います。
抗うつ薬、抗不安薬、抗てんかん薬、抗生物質、睡眠薬、精神安定剤、降圧剤、抗パーキンソン薬、市販の風邪薬
などが、薬剤性めまいの原因となる薬です。
めまいを抑える薬としては、抗めまい薬、吐き気止め、浸透圧利尿薬、ビタミン剤、脳代謝改善薬、副腎皮質ホルモン(ステロイド)などがあります。
現在、薬を服用されている方は、担当医に相談される事をおすすめします。
浮動性めまいの原因④心因性めまい
精神的ストレス、うつ、不安、緊張からの自律神経失調症によるめまいです。
対策としては、ストレスの原因の除去、心理カウンセリング、睡眠時間や休養を増やす、などです。
整体施術
精神的に疲労している人は、同時に肉体的にも疲労しています。
そのような場合、整体で身体の緊張からアプローチしていきますと精神疲労も取れていきます。
精神的ストレスの原因が思い当たらない場合、原因は脳と内臓の機能障害、要するに疲労が根本にあるのです。
心因性めまいの方の身体を触ると、頭部の緊張もしくは腹部内臓の緊張が見られますが、頭蓋骨や内臓の緊張をとる事で、精神の緊張も解けていき結果的にめまいも無くなっていきます。
- ①中枢性めまいは、脳の異常が原因ですから病院治療が最優先です。
- ②全身性めまいは、自律神経のバランスを整える整体をお勧めします。
- ③薬剤性めまいは、担当医に相談してください。
- ④心因性めまいは、ストレスの除去・心理療法・整体などです。