背中を小さくするエクササイズ
背骨・肋骨の歪み
結婚式会場やセミナー会場、卒業パーティーなどで女性が背中の空いたドレスを着用している方がおられますが、女性の背中(後ろ姿)に注目がいきます。
きれいなスラっとしたラインの背中の女性もいれば、ずんぐり大きな存在感のある背中の女性もおられます。
体形もそれほど変わらないのに、この差は何なのでしょうか?
「将来の結婚に向けてきれいな背中になりたいんです」
という女性の訴えがありましたので、大きな背中を小さくするエクササイズを紹介します。
背中には12対の肋骨があります。
肋骨は鉄パイプのように固まったひと塊の骨組みではありません。
竹籠のように1本1本に可動性があり呼吸に合わせて小さくなったり大きく膨らんだりする、とても柔軟性のある骨格構造なのです。
なぜ背中が大きく見えるのか?
肋骨の形状は、オフィス事務所にあるブラインドカーテンの様に1本1本が連なって平べったく並んでいます。
ですが、背中が大きくなっている女性の背中は、1本1本のブラインドカーテンが逆さにめくれて、固まってしまっているのです。
ですから、大きな背中を小さくする方法は、背中・肋骨を伸ばして、めくれてしまった肋骨を正常な形状に戻してやる事なのです。
整体の技術では、肋骨のブラインド下ろしと呼んでいます。
エクササイズ①骨盤ベルトを使った肋骨伸ばし
肋骨下部が横に広がると背中がまるくなり肋骨も下垂して寸胴体形になります。
骨盤に巻く用のベルトを肋骨下部に巻く事で下垂した肋骨を引き上げます。
そのまま側面を伸ばして肋骨のストレッチを行います。
エクササイズ②ストレッチポールを使った肋骨伸ばし
骨盤ベルトを巻いたまま、ストレッチポールを使って肋骨背面を伸ばしていきます。
両手を上に伸ばしながら背中を伸ばしていきます。
それでも改善しない場合は、整体施術による肋骨1本1本のブラインド下ろしを行います。
肋骨1本1本の歪みを施術する事で背中を小さく収めていきます。
胃腸虚弱から横隔膜の動きが悪い、呼吸が浅いなどの理由から内臓が疲労し背中が丸くなっている方には内臓整体も行います。