左肋骨下部の出っ張り
背骨・肋骨の歪み
京都西院の整体げん 谷野です。
ご新規のお客様(女性)からよく「左肋骨下部がポコッと出ているのが気になります」というお悩みを頂きます。
今日は、この左肋骨の出っ張りの原因と肋骨整体のお話をします。
左肋骨の出っ張り歪みは、氷山の一角
この様な症状でお悩みの方は「左肋骨下部の出っ張りだけ取って下さい」という要望があります。
その気持ちも良くわかります。
ですが、左肋骨だけが出っ張って歪んでいるのではありません。
骨盤の歪み・傾きを土台とした肋骨全体の歪み・傾きがあり、その結果として左肋骨下部の出っ張りの原因になっているのです。
例えて言いますと、四角い段ボールを斜めに押し込むと四つ角が凸凹出てきますが、出っ張った角だけが歪んでいるのでは無く、全体が歪んでしまった結果なのです。
ちなみに左右の肋骨下部が出ている人は、猫背姿勢で左右の肋骨下部がポッコリ出てきます。
当院では、施術前に左右の肋骨の出っ張りを確認する事で、どれだけ身体が歪んでいるかの判断基準にしています。
ですから当院の施術方針として、肩こり・腰痛が無く肋骨の美容整体目的で来院されても、全身的な骨格矯正のアプローチを採用しています。
全身的な伸びやかさが必要
左肋骨出っ張りの原因は、骨盤・肋骨全体の歪みと捻じれが影響しているわけですが、根本的な症状解消には、しっかり両足で地面に立てる伸びやかな身体を作っていきます。
現在の状態として、姿勢不良や長年の運動不足などから身体が傾いてしっかり姿勢を維持できない身体になっているのです。(右手でマウスを操作するデスクワークや右足でアクセル・ブレーキを操作する運転仕事でも身体は歪んで左肋骨が出てきます)
整体では、伸びやかさを改善させる為に、背骨・肋骨・骨盤の緊張や歪みを整体施術にて取り除いていきます。
姿勢不良を自分で姿勢を良くして元に戻そうとしても、固まった関節は自分で気を付けるレベルでは改善しませんから、その様な場合は、整体院の施術(骨格矯正)が必要になってきます。
内臓整体も必要
姿勢不良により内臓が下がってしまうと、内臓機能が低下して腹部の緊張が慢性化します。
すると、自分では姿勢に気を付けても内臓の緊張に引っ張られて元の悪い状態に戻ってしまうのです。
左肋骨下部が出ているという事は、左肋骨部分が開き身体を支える能力が低下して、左肋骨の内部にある胃が慢性的に圧迫されて胃の痛みに悩まされる事にもなります。
姿勢不良の影響が筋肉・骨格だけでなく、内臓にまで悪影響が及んでいる場合は内臓整体が必要になってきます。
整体げんの内臓整体の施術時間は10分程度ですが、全身整体を合わせて40分~50分かけて施術対応しています。
左肋骨の出っ張りを矯正する為の施術(左半身のみ解説)
①後頭骨の傾き矯正・頚椎1番2番の矯正で全体を整える
②内臓整体・左骨盤・左股関節・左腓骨足首の矯正で左半身を伸ばす
③左肋骨の矯正・左肋骨下部の伸展矯正で形を修正していく
まとめ
①肋骨下部の出っ張りは全身骨格の歪みと考える
②姿勢不良が原因なので全身を伸びやかにする
③内臓下垂まで悪影響している場合は内臓整体が必要