2018年・西京極移転のお話(後編)
京都の整体げん 谷野です。
今日は、西京極移転・後編のお話です。
西京極に移転して誤算だった事
誤算①求人してもスタッフが来ない
当初、私が思っていたのは、スタッフがいれば早番と遅番で交代制にすれば営業時間も遅くまで営業できますし、スーパー銭湯で勤務していたマッサージサロンの様に年中無休で営業する事も出来ます。
高いテナント料もスタッフ数人で働けば問題なく支払っていけるという計算でした。
ですが、肝心の応募の電話が全くかかってきません。
正社員雇用で社会保険完備で求人を募集すれば良かったのかもしれませんが、私は業務委託契約でずっと働いていましたし、その影響を受けて私も業務委託にて求人を募集していたのが良くなかったのかもしれません。
もしくは、西京極という繁華街から外れた地域が影響していたのかもしれませんが、求人の応募はありまんせんでした。
誤算②一見さんのリピート率の低さ
西院のマンションの一室にて営業していた時は、場所がわかりにくい、入りにくい、という欠点があるものの、ホームページからのお客様は満足されるとリピーターとして通ってもらい喜ばれていました。
場所の分かりにくさと入りにくさを解消するため大通りに店舗を移転したのですが、
ホームページからの予約でなく、通りすがりのお客様は、施術で満足されてもリピーター様になってもらえるケースは少なく、実店舗に移転した魅力は半減でした。
誤算③西院に比べてとっても不便
西院に来られた方ならわかりますが、とても住みよい街です。
豊富な飲食店・乱立するコンビニ・各科目の医院・家電量販店・100円ショップ・本屋
・レンタルビデオ・薬局などなど、西院駅周辺から外にでなくても日常の生活はなりたってしまいます。
仕事で大阪に行く場合も阪急電車で特急・通勤特急も止まりますし烏丸・河原町にもすぐ行けます。
それに比べて西京極と言えば、とても静かなのは良いのですが、西院のおもちゃ箱をひっくり返した様なにぎやかな商業店舗が何もないのです。
お昼ご飯を食べるのも西京極駅まで歩いて行かないとありません。
コンビニと立ち食い蕎麦の店舗があるぐらいです。
移転してみて経営面でのメリットもあまり感じず、西院の便利さと西京極の不便さを実感したのでした。
両親は理容店を店舗付き一軒家(持ち家)で長年営業しており、西京極に移転する前に「一軒家を購入してそこで仕事をしろ」と言われていました。
結局、スタッフを採用してチームワークで楽しく仕事をしていく目標を断念して仕事ができる一軒家を探す事にしたのでした。