施術者紹介
谷野旭洋 1976年11月23日生
日本整体学会 会員
パーフェクト整体 会員
趣味
院内インテリア水槽で亀飼育
インドア派・YouTube鑑賞・武術サークル所属
20代の頃に心身の鍛錬として10年間武術道場に通っていました。
30代はテニス・ヨガ・ボルタリング・太極拳・スポーツクラブといろいろ挑戦してみました。
現在は、武術同好会で気の合う仲間と楽しく練習しています。
整骨院での下積み時代
京都市内の整体学院にて基礎を学んだあと、初めて修行に行ったのは、亀岡の整骨院でした。
その整骨院には私以外に二人、私の整体学院の卒業生(男性と女性)が修行に来ていて、三人の厳しい整骨院での修行の日々が始まりました。
当時の院長先生は、普段は温厚な和尚さんのようでしたが、少しでも気に障ることがあると烈火のごとく怒り、患者さんも周りのスタッフも緊張しながら仕事をしていた事を覚えています。
見習いでしたが、毎日が結果を出す事の真剣勝負だった事を覚えています。
当時、整体学校で学んだ事など、本当の臨床の現場では全く役に立ちませんでした。
整体学校のレベルの低さ、整骨院のレベルの高さ、治療の現場の厳しさと現実を知りました。
初めは、京都市内から亀岡まで、朝早くから電車を乗り継いで勤務していましたが、毎日の事なので、先輩と二人亀岡の接骨院の近くにアパートを借り、(部屋は別々)仕事が終わった後、二階の男性先輩の部屋で二人、毎日夜遅くまで施術の練習を繰り返していた事を覚えています。
朝は掃除、院長先生の診療が始まると、先生の指示に従い電気当てや、施術のサポート、夜は練習の日々。
こんな単調な事の毎日でしたが、整体学校を卒業後、リラクゼーションサロンに気軽に就職するのではなく治療院に入り院長先生の真剣な施術、高度な技術を間近で見ることが出来た事が今の私の基礎を作ってくれたのだと思います。
厳格な先生で、あまり話しかけられませんでしたが、私たちにも真剣な方でした。
「全体を見て、局所を知る。局所を見て全体を知りなさい。」
「24時間、いつも考え続けなさい。」
「常に目的意識を持ちなさい。」
「患者さんの言葉に治療のヒントが隠れている。」
このような、院長先生から教わった言葉は15年たった今も覚えています。
治療家団体「日本整体学会」へ入会
当時、下積み修行をしていた私は、日々のハードな仕事の疲労・精神的ストレスにより、慢性的に腰が痛くなり、酷い時には右ひざにピリピリと痺れを感じる事もありました。
そんな時、同業者の知人から紹介してもらった団体が日本整体学会(旧・日本整体専門学院)でした。
当時はまだ自分の基礎となる整体技術、整体理論を持ち合わせていなかった事が入会のきっかけでした。
団体の会長は日本指圧師会の会長でもありましたが、会長曰く
「ツボを押せば命の泉湧く、という有名な言葉があるが、理屈道理に命の泉は湧かないから、しっかり骨格矯正の技術をマスターしなさい」
という言葉を覚えています。
骨盤矯正の技術、理論も初めて耳にする内容で、実際に私自身が骨盤矯正を受けてみて「骨盤矯正はこんなにも腰が軽くなるものか」という驚きがありました。
たった一度の矯正でおしりから足にかけてとても軽くなっていました。
(今となって思う事はたいした矯正はしてなかったのですが・・・)
私はこの団体で出会った治療の先生方から、身体の歪みの法則、骨格矯正、矯正理論などを四年間、学んで技術を体得していきました。
毎回、新しい発見、気づきがありとても充実した学びの期間を過ごしました。
では、四年間学べば完璧か?というと決して完璧ではありません。
その他の技術も同時に学びなから、コツコツ上達と経験を積んでまいりました。
パーフェクト整体普及協会に入会
2016年2月、さらなる技術習得と、患者様の満足度を向上させる為、習得が困難といわれる高等技術・プロ限定の整体団体、日本パーフェクト整体協会に入学しました。
学習期間は1年間・大阪の整体サロンにて教えてもらいました。
講師は女性の先生で、受講生は鍼灸師の女性1人・整体師の女性1人・柔道整復師の男性一人・私と、男女各2人・計4人でした。
私もこれまでいろんな整体のセミナーに参加してきましたが、これほど難易度の高いテクニックセミナーは初めてでした!
とにかく求められる技術感覚レベルが高く、私も含め、自分の治療院では「先生」と呼ばれている立場の4人全員が講師の先生に
「方向が違う!」
「力が強すぎる!」
という感じで悪戦苦闘しながら講義を受けていました。
1年で卒業となりましたが、技術習得にはまだまだほど遠く今も研鑽の日々を送っております。
パーフェクト整体を学んでよかった点は、関節の歪みの見方が非常に細かく、技術・集中力が飛躍的に向上した事です。
現在、通院しておられるお客様に非常に満足してもらっております。
当院の技法の紹介
正体法(高木式骨格整体)
正体法とは、明治、大正、昭和初期に活躍した、日本の整体師の手技の発掘と復元、および西洋の骨格矯正であるカイロプラクティック、オステオパシーの影響によるものとされています。
それらに加え、故・桜井貞順先生、故・高木幹市先生が考案された、さまざまな整体矯正器具を用いた骨格整体法です。
西洋のカイロプラクティックとは理論も技術も異なる為、「整体法」とは名乗らず、あえて「正体法」と呼んでいます。
入会当時、高木式で使っていた骨格矯正の専用器具です。
当て木を骨盤や関節に当てて、木製ハンマーでトントンと叩いて矯正します。
長所は、ストレートで純粋な力が伝わる事です。
上野式整体法
私が各種整体を学んできた中で、一番影響を受けました日本整体学会の整体の師匠です。
上野先生の技術を失伝させない様、今まで精進してまいりました。
日本整体学会講師、上野力信先生が故・高木幹市氏の「正体法」を学んだ後、矯正器具を一切使用せず、手技のみでの骨格矯正を追加、発展していった先生独自の整体法です。
当院でも、さまざまな矯正器具を使用していましたが、上野先生の技術の影響により、今ではほとんど使用しなくなりました。
AKA療法(関節運動学的アプローチ法)、関節操作法
関節運動学に沿って関節の動きを導き機能を改善し、関節の痛みを取り除いていくソフトな施術法です。
AKA療法の理論では、全身の関節の機能障害は、骨盤の仙腸関節の異常が原因と考え、骨盤の関節の機能改善を基本としています。
気功整体術
大阪の気功整体の先生に1年近く通い学びました。
外気功(医療気功)と整体術を組合わせた施術法です。
自覚の無かった痛みや緊張部位を脳に自覚させ、調和力による気の手当てにより、痛みや緊張を優しく取り除いていきます。
当院では現在、気功は補助的な役割で使用しています。
ダブルモーションテクニック
大阪のカイロの先生が独自に編み出した関節操作法です。
関節を1方向からのみ動かすのではなく、2方向から同時に動かす事で関節の動きが改善されていくという理論の関節矯正法です。
大変勉強になり、こちらの関節矯正も一部使用しています。
パーフェクト整体
女性のオステオパシーの先生が開発された骨格矯正法で、関節に直接アプローチして、解剖学的に正しい位置で関節の固着を取り、関節が本来持っている自動運動を回復させる手技です。
当院の整体施術の柱となっている技術です。