使いすぎによる手首の痛みを施術しました。
首・肩・腕のお悩み
右腰の痛み・右足親指の痛みがあるという男性Yさんが来院されました。
ベットにうつ伏せになって腰椎・骨盤・右足を触ってみると、身体の中心から外れて歪んでいます。
歪み自体は珍しくはありませんから、左右の足のバランスを整え、施術後立って動きを確認してもらうと
「だいぶん楽になっています」との事で喜んでもらい、次回予約を取ってお帰りになりました。
一週間後、来院されまして「腰はだいぶ楽になりました」「今日は左肩と右手首が痛いんです」
との事でした。(お客様は普通、なぜ痛くなったか?まではカウンセリングしないと伝えてくれません)
左肩は大きく挙がっていますし、右手首は捻じれが発生しています。
施術を行いながらお話を聞いていますと、ボーリングが趣味との事。
「マイボールを買って、毎週ボーリング施設に行っているんです」とのこと。
「ボーリング好きなんですね、私は昔、付き合いで行く程度で2ゲームもするとお腹いっぱいでしたよ」
と伝えるとYさんは、1回で5、6ゲームはしてるんです」との事。
毎週ボーリング施設に通って1日で5,6ゲームもするとなると右足への負担、右手首の歪みのも納得がいきました。
この話をしてもらわずに右足、右手首の施術を行った場合と、Yさんのボーリングの練習量を聞いてから行う施術では、施術にかける時間配分や施術内容が微妙に変わってきます。
施術者が手首矯正の施術を習得していたとしても、お互いの認識のすれ違いにより「もう少し施術してほしかったな」という事にもつながります。
Yさんは、具体的に症状の原因を開示してくれたので、私もしっかり手首の施術を行う事が出来ました。
施術後、手首の動きも改善して来週の予約も取って満足してお帰りになられました。
ちょっとした会話ではありますが、カウンセリングの重要性に改めて気づいた出来事でした。